キツネ |
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☆ キツネとの出会い
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王子さまが地球で最初に出会ったのは、一匹の黄色いヘビでした。 つぎに三つのはなびらを持つ花に出会い、人間はどこにいるのかをきいたところ、何年か前に六、七人の隊商に出会っていらい、ずっとあっていないとのことでした。 高い山にのぼりましたが人の姿は見えません。こだまがかえってくるばかりです。 やまを下りてあるいていたら、五千ほどのバラが庭に咲きそろっていました。 すがた、形はそっくりですが、王子さまのバラではありません。 王子さまは自分が残してきた花がこの世にたった一つという、めずらしい花だとおもっていましたが、じつは、あたりまえのバラの花を一つもっているにすぎないことがわかって、王子さまは自分がえらい王様になれないとおもい、草の上につっぷして泣きました。 |
◆ともだち そこへ、キツネがあらわれ、王子さまと友達になりました。 キツネは王子さまにとっても大切なことをおしえてくれました。 「心でみなければ、ものごとはよくみえない、かんじんなことは、目に見えない。」 「好きになるとは、そのためにひまをつぶすこと」 「めんどうをみたあいてには、いつまでも責任がある。」 この宝石のようなキツネのことばにより、王子さまは自分の残してきたバラの花が、世の中でたった一つしかないとくべつな花だということがわかったのです。 そしてキツネも、この世に一匹しかいないとくべつのキツネになりました。 ともだちになったのです。 ![]() 世の中で知り合いになるひとは多いけれど、ほんとうの友だちになることは、 なかなかできません。 真の友人がほしければ、自分自身から真の友人たらん、と思うことです。 そしてそのように生きることです。 友人にも、畏友、親友、悪友といろいろの呼び方がありますが、友人とは、互いのよい面や悪い面も知りつつも、現状にかかわらず、互いの理想を尊敬することが大切です。 そのためには約束を守ること、人としての道義を守ることが基本です。 昔、高校時代の友人にN君という人間がいました。 彼と下校時に、あるクラブの部室の前を通り過ぎたとき、中から他人の陰口をささやく声がしました。 面白そうだな、と思い思わずドアに近寄って聞き耳をたてようとしたとき、「他人に聞かせたくないような、ヒソヒソ話に聞き耳をたてることは良くないことだ。恥ずかしいことだ。」と彼は云い、さっさと通り過ぎてしまいました。 私は顔から火の出るような恥ずかしさで顔も上げられませんでした。 彼は、その後大学を出て、就職して間もなく、急性心不全により亡くなってしまいました。 今でも、彼のことを思い出すと粛然とした気持ちになります。 彼が亡くなった今も「畏友」であることに変わりありません。
次の歌は上記とは別人の、悪友に送る歌です。 我が良き友よ (作詞:吉田拓郎) 下駄を鳴らして奴が来る 腰に手ぬぐいぶらさげて 学生服にしみ込んだ 男の臭いがやってくる ああ 夢よ 良き友よ おまえ今頃 どの空の下で 俺とおんなじ あの星みつめて 何想う 可愛いあの娘に声かけられて 頬を染めてたうぶな奴 語り明かせば下宿屋の おばさん酒持ってやってくる ああ 恋よ 良き友よ 俺は今でも この町に住んで 女房子供に 手を焼きながらも 生きている 男らしさと人が言う おまえの顔が目に浮かぶ 力ずくだと言いながら 女郎屋通いを自慢する ああ 夢よ 良き友よ 時の流れを恨むじゃないぞ 男らしいは やさしいことだと 言ってくれ 家庭教師のガラじゃない 金のためだと言いながら 子供相手に人の道 人生などを説く男 ああ 夢よ 良き友よ 便りしたため 探してみたけど 暑中見舞いが返ってきたのは 秋だった 古き時代と人が言う 今は昔と俺は言う バンカラなどと口走る 古き言葉と悔やみつつ ああ 友と 良き酒を 時を憂いて 飲み明かしたい 今も昔も この酒つげば 心地よし 学生達が通りゆく あいつ程ではないにしろ まじめなのさと言いたげに 肩で風切って飛んでゆく ああ 友よ 良き奴よ 今の暮らしに あきたら二人で 夢を抱えて 旅でもしないか あの頃へ 「お〜い、生きてるか〜。」
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